ロードモナー簡易エディタの解説

ロードモナーの簡易エディタというものが配布されていたのですがリンク切れになっていたので、
新たなアイテム、オプションを付け加えて改変したものを配布しています。
配布先はココです。 ロードモナー簡易エディタ&シミュレータ.zipをダウンロードして下さい
ここでは改変したロードモナー簡易エディタについて解説します。
ロードモナー簡易エディタは、ロードモナーEditのGUIモードとテキストモードを合わせたような
外観になっています。

注意

ロードモナー簡易エディタ&シミュレータはEdge、FireFoxなどのモダンブラウザでは
動作しません。
Windows10のIE11で動作することを確認したので、IE11でindex.htmlを読み込んでください。
IE11はスタートメニューでアプリの一覧にある「Windowsアクセサリ」から起動できます。



■ロードモナー簡易エディタ
下の図が簡易エディタの概観です。
簡易エディタの概観

画面左エリアにあるカーソルを矢印キーもしくはマウスポインタで動かして、アイテムを置いていきます。
それぞれのアイテムにはキーが割り当てられていてそのキーを押すことによって置くことが出来ます。
アイテムはマウスホイールで変更することも可能です。
アイテムの説明と対応キーについてはこちら。
追加アイテムの説明と対応キーについてはこちら。
一部のアイテムは重ねて設置することが可能です。
重ねて設置可能なアイテムは以下のとおりです。
脱出ハシゴはコンクリ・バー・落とし穴・金塊・ロボと重ねて設置可能
動かせる箱(白・赤)はハシゴ・バーと重ねて設置可能


■各部分の解説
左部分(赤線部)は面のサイズに関するものです。

中央部はアイテム置換に関するものです。

右部分は面の反転、左右送りに関するものです。

左下の薄紫枠は既存面をロードするものです。幾つかの面セットがあり、約1200面登録されています。
面をロードで指定した面をロードします。ランダムのボタンは登録された面からランダムにロードします。

下部のオレンジ枠はオプションを簡単に設定するものです。
チェックを入れてから「PLAY」か「適用→」ボタンを押すと有効になります。
テキストエリアにオプションを書いてから「←適用」ボタンを押すと、チェックボックスに反映されます。
オプション項目にマウスポインタを持って行くと概要が表示されます。
新規オプションの機能は以下のとおりです。
オプション 機能
easyWalk(easyWalk=0/1) fullSystem時の頭歩きが楽になります。
通常モードだとあまり効果がありません。若干楽になる程度です。
マジック堀りやマジック取りはできません。
magicHandと同時に指定した場合はこちらが優先になります。
[凹]可視化(trapVisible=0/1) 落とし穴を最初から可視化する
[己]可視化(hladderVisible=0/1) 脱出ハシゴを可視化する。
[門]可視化(gateVisible=0/1) 門(ゲート)を可視化する。
[囚]可視化(hroboVisible=0/1) 隠れロボを可視化する。
Vitem可視化(vitemVisible=0/1) 消えるアイテム(消えるハシゴ、消えるコンクリ)を可視化する。
可動ブロック重量(stoneWeight=xx) 可動ブロックを動かすのに必要なフレーム数を指定する。指定しない場合は2。
0をしているすると古いロードモナーの石と同じ挙動になる。
fullSystemは指定した数字の2倍のフレーム数が必要になる。
IREM金塊消し(iremVanishGold=0/1) アイレム版LRのように、ロボが金塊を持って掘ったレンガを下に通過した場合、
ロボの持っている金塊がなくなるようになる。
PC版復活ルール(resurrectPC=0/1) ロボ復活ルールがPC版のそれに準拠したものになる。
掘削数制限(diggerLimit=xx) 掘削数が制限される。
このオプションを指定するとスコアボードの表示が減算表示になる。
表示が0になると掘削できなくなる。
歩数制限(walkLimit=xx) 移動マス数が制限される。
このオプションを指定するとスコアボードの表示が減算表示になる。
表示が0になるとゲームオーバー。
スペランカー先生(Spelunker=xx) モナーが虚弱体質になる。
正確には指定した数字より大きいマス数の連続落下でゲームオーバーになる。
下キー禁止(downkeyForbidden=0/1) 下キーが禁止になる。落下による下への移動はOK
左掘削禁止(leftDigForbidden=0/1) 左の掘削が禁止になる。
右掘削禁止(rightDigForbidden=0/1) 右の掘削が禁止になる。
ロボ埋め禁止(sleepForbidden=0/1) 掘ったレンガにロボを嵌めるとゲームオーバー。
ロボ殺し禁止(killForbidden=0/1) ロボを殺すとゲームオーバー。
遠ロボ不可視化(invisibleRobo=xx) モナーから遠くにいるロボの透明度が上がる。
遠くにいるロボは完全に透明になり見えなくなる。
数値を大きくするとロボが見える範囲が狭くなる。
若干処理が重いオプションなのでロボがたくさんいる面での仕様は推奨しない。



■アイテムの解説

item

説明 テキスト記号 対応キー
カーソル カーソル。これを動かしてものを配置する。
RENGA.GIF - 1,313BYTES レンガ。レンガの上が空白のときに限り
掘ることが可能。
1
コンクリ コンクリ。掘れない。 2
HASIGO.GIF - 1,423BYTES ハシゴ。これを使えば上下に移動できる。 3
BAR.GIF - 1,042BYTES バー。掴まることができる。下キーを押すと
モナーが落ちる
4
TRAP.GIF - 1,537BYTES 落とし穴。通常はレンガと変わらない概観。
モナーが通過するとこのグラフィックに変わる。
5
脱出ハシゴ。金塊が0になったときに現れる。 6
GOLD.GIF - 1,711BYTES 金塊。これを集めるのがこのゲームの目的。 7
ROBO.GIF - 1,734BYTES ロボット。通称ロボ。独特のアルゴリズムでモナーを
追いかける。埋められると死ぬが、すぐに再生する。
8
MONAR.GIF - 1,538BYTES モナー。このゲームの主人公。 9
BLANK.GIF - 949BYTES ブランク。置いたオブジェクトを消すときに使う。 × 0
GOAL.GIF - 1,881BYTES 門。もしくは旗。これが配置されているときは、
この場所がゴールになる。
-
MBLOCK.GIF - 1,545BYTES 動かせるブロック。押すことが出来る。
モナーがバーに掴まった状態では押せない。
q
HIDEROBO.GIF - 1,602BYTES 隠れロボット。掘ると出てくる。再生できない。
設置数に制限は無いがGBAモードでは1体しか出てこない。
Legacyモードでは再生する。
w
BONUS.GIF ☆(ボーナス)
隠れロボを掘ったレンガに落とした時に出るアイテム。
エディットモードでは設置できない。
ロボはこれを取ることが出来ない。
金塊と同じ性質を持つ。Legacyモードでは出ない。

■追加アイテムの解説

item

説明 テキスト記号 対応キー
消えるハシゴ。金塊を全て取るとブランクに変化するハシゴ。 R
動かせる箱(白)。押すと動かせる箱。落ちない。
箱の先が掘ったレンガ、金塊、ボーナスだと押せない。
T
動かせる箱(赤)。押すと動かせる箱。落ちない。
箱の先が金塊、ロボ、ボーナスだと押せない。
Y
消えるコンクリ。金塊を全て取るとブランクに変化するコンクリ U
掘削ロボ。行動アルゴリズムはロボと同じだが、
ランナーと地続きの場合レンガを掘ってランナーに向かってくる。
I
爆弾ロボ。行動アルゴリズムはロボと同じだが、
掘ったレンガに嵌ったあと一定時間で爆発する。
爆発圏内に居た場合は誘爆する。
O
隠れ掘削ロボ。掘ると出てくる。隠れロボと同じ性質。 L
隠れ爆弾ロボ。掘ると出てくる。隠れロボと同じ性質。 P
コンクレンガ。コンクリに再生するレンガ。1回しか掘れない K



■オプションパラメータ
これらのパラメータをいじることによっていろいろなモードの
ロードランナーを再現することが出来ます。
いままでなかったロードランナーも作り出すことが出来ます。
オプションパラメータは
オプション説明
のように、面構成の後に指定します。(赤太字部分がオプションパラメータ)
同じオプションを複数指定した場合は、下の行に記述したパラメータが有効になります。
オプションパラメータは大文字小文字を区別するので注意してください。

オプションパラメータ

解説

vScreenWidth=xxxx 仮想画面横解像度。省略時は自動。1ブロック=32で計算する。
ステージよりも小さくした場合は画面がスクロールする。
vScreenHeight=xxxx 仮想画面縦解像度。vScreenWidthと同じ。
gameMode=[0-7] 敵の行動パターンやシステムが切り替わる。 省略時は0(標準)
1=FC 2=GBA 3=DS 4=iAppli 5=PC 6=ぼん(謎) 7=Legacy
ファミコンエディットサイズ(14x13)の時は自動で1になる
PCモードは走りっぱなしになる。
giveupFlag=xxx xxxフレーム経過時にギブアップする。  
時間制限をかけたい時などに使用する。 このオプションを指定すると表示が減算表示になる。
imageBaseDir=http://~ 画像/音データの置いてあるディレクトリ。  
指定することによってステージごとにキャラクターを入れ替えたり、
負荷軽減のために画像だけ他のサーバーに置いたりすることができる 
fcBugEnable=0/1 ファミコン固有のバグ(横視界バグetc)を再現するかどうか。
FCモード以外はデフォルトでオフ
ugEnable=[0|1] ファミコン版最大のバグ「地下帝国」「スイッチ」を再現する。 省略時は無効(0)。
FCモード以外はデフォルトでオフ。プレイ中Shift+0で状態表示 
ladderBugEnable=[0-2] はしご無敵とレンガすり抜けが出来るようにするかどうか決める。
0=はしご無敵OFF (default)
1=はしご無敵ON (FC default)
2=はしご無敵+レンガすり抜けON
magicHand=0/1 有効にするとロボの頭上の金塊を取りやすく、頭乗りもしやすくなる。
デフォルトでオフ
GBA/iAppliモードだと自動的にonになる
lap=xx ファミコン版でxx周した時のロボの速度を再現する。
lineZeroBlock=[0|1] 最上段をブランクにするか、ブロックで埋めるかを指定。
FCモード以外はデフォルトでブロック。
randomizeValue=xxxx 乱数の初期値を指定。 運に左右されないステージを作りたい場合は指定する。
diggerTime=xxxx レンガが戻るまでの時間。 省略時は160(FC/GBAモードでは99)
sleepTime=xxxx ロボットが穴にはまっている時間。 省略時は22(FC/GBAモードでは17)
goldReleaseTime=xxxx ロボットが金塊を落とす間隔。 省略時は20
editBugEnable=[0|1] 右端の壁の扱いを決める。
1にすると、ロボットがステージの右端をブロックだと判断するようになる。
デフォルトは0。
FCモードで幅14またはDSモードで幅15の時は、自動で1になる。
fullSystem=[0|1] 移動ドット単位を指定する。
0が通常のモード(1/4マス単位でキャラが移動)
1は1/8マス単位でキャラが移動する。



■各モードの特徴一覧表(簡易エディタ)

モード

項目

normal
(gameMode=0)

FC
(gameMode=1)

GBA
(gameMode=2)

DS
(gameMode=3)

iAppli
(gameMode=4)

PC
(gameMode=5)

Legacy
(gameMode=7)

レンガ復元速度 160 99 99 99 160 160 160
ロボが穴から出る時間 22 17 17 17 22 22 22
ロボの速度 可変 可変 可変 可変 一定 可変 可変
ロボの再生則 説明参照 説明参照 説明参照 説明参照 説明参照 説明参照 下記参照
再生中ロボ当り判定 なし あり なし あり なし なし なし
天井(lineZeroBlock) あり なし あり あり あり あり あり
ロボの頭(magicHand) 乗りにくい 乗りにくい 乗りやすい 乗りにくい 乗りやすい 乗りにくい 乗りにくい
横視界バグ(fcBugEnable) なし あり なし あり なし なし なし
スイッチ(ugEnable) 無効 有効 無効 無効 無効 無効 無効
はしご無敵(ladderBugEnable) 無効 有効 無効 無効 無効 無効 無効
右端の壁の扱い(editBugEnable) ブランク ブロック(*1) ブランク ブロック(*1) ブランク ブランク ブランク
落とし穴(側面)の地形 ブランク ブランク ブランク ブランク ブランク ブランク
ロボの頭の地形 空白 空白 地面 空白 空白 空白 空白
隠れロボの数 無限 無限 どれかひとつ 無限 無限 無限 無限
その他 固有技多数 走りっぱなし 下記参照

*1 FCモードで幅14のときと、DSモードで幅15のときにデフォルトでブロックとして扱われる。

Legacyモードのロボ再生規則はsysVersionが0x190425以降はLegacyのロボ再生規則に近いもので再生します。
それ以前のsysVersionでは基本的にはnormalモードと同じですが、ロボがいる場所には再生しません。

隠れロボは埋めると再生します。また、ボーナスは出さず、金塊も取れません。
inserted by FC2 system